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ハーブティーやアロマで乾燥肌対策しましょう!肌荒れにも効果!

秋から冬にかけては湿度が低くなり、空気が乾燥する季節です。

のどがイガイガして咳が出たり、風邪を引きやすくなったり、

お肌が乾燥してかゆみを生じたりします。

ハーブティーを飲むことで目や鼻、喉などの粘膜を保護し

お肌を乾燥から防いでくれること知ってましたか?

さらにハーブでの外側からのケアもご紹介します。

風邪などの感染症対策にもなり、うるおいのあるからだへ

ハーブティーを飲んで乾燥からからだを守り、秋冬を乗り切りましょう。

ハーブティーで乾燥対策 毎日インナーケア

気温が下がり始めると空気が徐々に乾燥し始めますが、

喉が渇いていても意外とあまりそう感じないことがあります。

自分でも気がつかないうちにからだの乾燥がはじまっているのです。

そうなる前にハーブティーで乾燥対策しましょう。

毎日の水分補給をハーブティーにすることで、からだの内側から保湿し、喉や鼻、胃腸の粘膜を保護したり、肌の乾燥をケアできます。

温かいハーブティーを保温ポットに入れて持ち歩けば、外出中やエアコンで乾燥したオフィスなどでも飲むことができますね。

こまめな水分補給で毎日インナーケアすれば、お肌もしっとりぷるぷるに。

ハーブにはさまざまな成分、効果・効能があり、その組み合わせによって体質改善の効果を生み出します。

気になるものを組み合わせてみたら、お味が良くなったり、相乗効果があったり、自分だけのオリジナルティーができるかもしれません

 

また、水分だけでなく、この時期は脂質も大切。

脂質はからだの中から乾燥を防ぎ、肌を外から守って保湿してくれる役割があります。

良質な水分とともに良質な脂質(オメガ3系など)も取るようにしましょう。

乾燥による肌荒れ・かゆみにいいハーブティー

ジャーマンカモミール

からだを温める働きや保湿効果があるので、乾燥による肌のかゆみを鎮めてくれます。

また美白成分ビサボロールを含み、肌の弾力を高めたり、シミやシワの防止、ニキビなどの消炎効果もあります。

ハーブティーは化粧水にしたり、バスハーブにも。

※妊娠中の方は、多量摂取をお控えください。
※キク科アレルギーの方は、摂取をお控えください。

ジャーマンカモミールはこちら

 

マローブルー

豊富に含まれる粘液質には水分を保つ働きがあり、乾燥したり炎症を起こした皮膚を内側から保護します。

また、しつこい咳や喉の痛みを解消したり、胃の粘膜を保護。

鮮やかな青色の成分であるアントシアニンは目の疲れを改善します。

マローブルーはこちら 

 

マリーゴールド

マリーゴールド

カロチノイドやフラボノイドを豊富に含み、皮膚や粘膜を修復し保護します。

胃炎や胃かいようの症状を緩和したり、目の疲れを軽減します。

また、うがい薬や化粧水にも。

※キク科アレルギーの方は、摂取をお控えください。

マリーゴールドはこちら

 

ローズヒップ

「ビタミンの宝庫」と言われビタミンC、Eなどを豊富に含み、肌を乾燥から守ります。

またメラニン色素の生成を防ぎシミやソバカスを予防、さらに肌の弾力を保ちます。

免疫力を高めると言われています。

ローズヒップはこちら

 

シミやシワを予防して肌が綺麗になるハーブティー 

ゴボウ

水溶性食物繊維イヌリンが腸内環境を整えてコレステロールの排出を促し、からだの中からすっきりキレイにしてくれます。

またポリフェノールの一種であるサポニンによる抗酸化作用でアンチエイジングにも。

※キク科アレルギーの方は、摂取をお控えください。

ゴボウはこちら

 

ハトムギ

「肌のビタミン」と呼ばれるビタミンB1・B2・アミノ酸が豊富に含まれるため、美肌効果が高いと言われます。

またタンパク質やビタミンEも豊富で、むくみや水太りを解消します。

※妊娠中の方は摂取をお控えください。

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ヒース

主要成分アルブチンには美白効果があり、シミ・ソバカスなどの色素沈着やニキビにも。

シミ予防にハーブティーを化粧水にも。

ヒースはこちら 

 

マルベリーリーフ

マルベリー

蚕が食べるクワの葉として知られています。

血糖値の上昇を防ぎ、糖尿病などの予防に役立ちます。

また腸内環境を整えるので便秘やダイエットにも。

※糖尿病の治療をしている方は摂取に際し医師にご相談ください。

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ラズベリーリーフ

粘膜の炎症を鎮め、収れん作用により下痢をおさえます。

ホルモンバランスを整え、月経前症候群の症状を緩和します。

「安産のためのハーブ」と呼ばれ、陣痛の痛みを緩和したり、産後の母体回復にも良いとされています。

ラズベリーリーフはこちら

 

ローズレッド

肌を美しく保ち神経を鎮めてくれるローズには、口内炎や喉の粘膜の炎症を鎮める働きがあります。

また、タンニンの収れん作用で下痢を抑えたり、うがい薬として使うと口内炎や喉の粘膜の炎症を鎮めたりする働きも。

ローズレッドはこちら

 

乾燥しがちな目の保護にいいハーブティー

アイブライト

アイブライト

粘膜にうるおいを与えて丈夫にするビタミンAやミネラルが豊富。

風邪や花粉症などのアレルギーによる目のかゆみを鎮めたり、鼻や喉の粘膜に働きかけ鼻水を軽減します。

ハイビスカスマリーゴールドマローブルー も目の疲れを癒します。

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代謝を促進して乾燥・肌荒れを改善するハーブティー

ハイビスカス

ハイビスカス

疲労回復に効果のあるクエン酸を豊富に含み、血行促進して冷えや肩こりを解消し、肌荒れの改善に役立ちます。

また、利尿作用や鮮やかな赤色の成分であるアントシアニンは眼精疲労にも。

ハーブティーに使うのは「ローゼル」と呼ばれる食用品種のガクの部分です。

ハイビスカスはこちら

 

シナモン

血液循環を高めるので、風邪による咳や発熱時にいいハーブです。

血行を良くすることでからだを温め、冷えの改善に役立ちます。

抗菌・抗ウイルス作用に優れています。

※妊娠中の方は、多量摂取を控えてください。

シナモンはこちら

 

喉や鼻の粘膜保護・免疫力を高めるハーブティー

リコリス

和名では「甘草(かんぞう)」と言われ、漢方にも使われています。

喘息や気管支炎などの呼吸器系の炎症を鎮めます。

胃酸の分泌を抑え、胃の粘膜も保護。

抗アレルギーや抗ウイルス作用、免疫力を高めると言われています。

※高血圧、肝障害、浮腫、腎不全、低カリウム血症、心疾患の方は摂取をお控えください。
※妊娠中の方は摂取をお控えください。
※長期服用、多量摂取はお控えください。

リコリスはこちら

 

ハーブやアロマでしっとり保湿 アウターケア

皮膚が乾燥すると神経線維に刺激が伝わり、かゆみを感じやすくなります。

かゆみは我慢することがむずかしいので、かゆみが出る前に保湿することが大切です。

気温が下がり始め湿度が低下してくると皮脂分泌量も低下するので、肌が乾燥しやすくなります。

外側からもしっかり保湿をしましょう。

冬は入浴の仕方にも注意

熱いお湯に長時間浸かると皮膚を守る皮脂が失われ乾燥しやすくなります。

湯は38〜40℃のぬるめにして15分以上は浸からないようにします。

ハーブバスでこころとからだを癒す

だしパックなどの不織布に保湿効果のあるお好みのドライハーブをひとつかみ入れ、バスタブに入れます。

おすすめのハーブは、マリーゴールドジャーマンカモミールマローブルーなど。

また、飲み終わったハーブティーの出しがらを再度煮出したものを入れても良いですね。

心地いい香りとともにゆったりと癒されましょう。

ハーブでうるおいボディケア

お風呂から出たら、10分以内に全身に保湿剤を優しくぬります。

乾燥した肌はしわになりやすいもの。

化粧水やハーバルウォーターで保湿したあと、保湿作用の高いアロマのブレンドオイルを少量塗布してマッサージし、皮膚を柔らかく保ちましょう。

材 料

おすすめのアロマは乾燥・肌荒れ・アンチエイジングに効果のあるフランキンセンスイランイランゼラニウムラベンダーなど。

ローズヒップオイルには、健康な肌を維持するリノレン酸、肌の乾燥を防ぎ柔軟にしてくれるリノール酸を含みます。

カレンデュラエキスは、保湿と抗炎症に優れ、肌荒れやニキビなどの肌トラブルに効果的で赤ちゃんのおむつかぶれにも使えるほど安全です。

※お肌にご使用になる前に、パッチテストを行ってください。

まとめ

ハーブティーとアロマで乾燥肌対策はいかがでしたか。

ハーブティーを飲んでからだの内側から保湿することで、喉や鼻の粘膜、お肌や髪もうるおすことができるんです。

外側からの保湿と同時にインナーケアも大切です。

内臓がうるおえば、お肌もうるおうと言われています。

そのためには、喉が渇いたと感じる前のこまめな水分補給が大切ですね。

ちょこちょことハーブティーを飲んでいると、なんだか便秘も解消されていい感じです。

おうちにいるときはもちろん、外出先でも保温ポットに温かいハーブティーを入れて持ち歩けば、いつでもうるおすことができますね。

肌や粘膜をうるおし、感染症の対策にもなるハーブティー。

こまめに飲んでかさかさ肌にさようなら、ハーブでからだを乾燥から守りましょう。