胃腸を元気にするハーブティーで夏バテ対策!夏冷え予防の5つのポイント
真夏日、猛暑日が何日も続くと体がだるくなったり、食欲がなくなったり、よく眠れなくなったりと知らず知らずのうちに疲れを溜め込んでしまいがちです。
そんな時は、胃腸も冷えて弱ってしまうことでさまざまなプチ不調を引き起こしてしまいます。
夏こそ胃腸を温めしっかりケアすることで、夏バテ・夏冷え知らずで元気に過ごすことができるんです。
今回は、夏バテ・夏冷え予防対策の大切なポイントや夏の胃腸ケアや冷えに最適なハーブティーをご紹介いたします。
目次
夏バテ予防対策5つのポイント
私たちの体は春夏秋冬・四季に合わせて変化しています。
冬は脂肪を蓄えやすくなり、春はその脂肪を捨てて軽くし、新陳代謝が活発になり汗をかきやすくなり、夏を迎えます。
しかし、近年は猛暑により四季のリズムが崩れてきています。
短い梅雨から急に暑くなるなど、夏の暑さに体が十分に適応できず、夏バテや熱中症にかかりやすくなってしまいます。
現代では一年を通じて空調の効いた室内にいることが多く、夏でも汗をかく機会が少ないため汗腺機能も低下しています。
室内外の温度差、冷房による冷え、冷たいものの摂りすぎによる内臓冷えなど、様々な要因によって自律神経のバランスを崩し、不眠や食欲不振に陥ってしまうのです。
東洋医学では、胃腸は「湿」に弱いとされています。日本の高温多湿はまさに胃腸にとっては厳しい季節なのです。
そこで、夏バテ・夏冷えにならないためのヒントをご紹介します。
- 質の高い睡眠
- 「いい汗」をかける汗トレーニング
- 夏冷え解消入浴法
- 細胞の隅々に行き渡らせる深い呼吸
- 体の中から温活、胃腸ケア
質の高い睡眠
夏バテの原因のひとつに睡眠不足が上げられます。睡眠は脳と体の疲労回復のためにとても重要な働きをしています。
【眠りの4つの働き】
- ホルモンの分泌
- ストレスの解消
- 記憶の整理
- 脳と体の休息
快眠の基本は睡眠の質の高さにあります。
いい睡眠かどうか判断するポイントは、寝つきがいいこと、途中で目覚めてもすぐに眠れること、朝すっきり起きられることの3つです。
そのためには、生活リズムの安定が必要です。質の高い睡眠をするには、
- 毎朝決まった時間に朝日を浴びる習慣をつけましょう。
(曇りの日でも大丈夫!) - 日中は体を意識的に動かす時間をつくりましょう。
あとで紹介する呼吸法だけでも意識するとよいでしょう。 - 夕食は就寝3時間前までに摂るようにしましょう。
快眠のためには入浴もポイントです。おすすめの入浴法は、後ほど紹介しています。
そして、心地良い眠りを誘う最強ツールとして、ハーブティーとアロマテラピーがあげられます。
ハーブティーの魅力は、香りによる脳へのダイレクトな働きかけと、飲むことによる内服成分によってのカラダへの働きかけを同時に得られる点です。
おすすめの代表的なハーブとしてはジャーマンカモミールやラベンダー、シナモンなどです。
メディカルハーブとしてはパッションフラワー、バレリアン、フィーバーフューなどがおすすめです。
また、特に効果を高めるメディカルハーブは、単品では飲みにくさを感じることが多いため、相乗効果を高めるハーブとのブレンドをおすすめいたします。
ぐっすり眠りたい時におすすめのブレンドハーブティーは、カモミールベースにメディカルハーブを多くブレンドしている「イライラ・カリカリGood-Bye」
ジャーマンカモミール、ラベンダー、シナモンなどの代表的ハーブとホルモンバランスや自律神経調整をするメディカルハーブがブレンドされている
「Moman warm」
そして、アロマ(精油)の魅力は香りによる脳へのダイレクトな働きかけと、お肌に塗ることでの皮膚から血流に働きかけることで体と心をトータルで癒してくれること。
ラベンダー・トゥルーやオレンジスイート、シダーウッド・アトラスなどリラックス作用のあるアロマでお好きな香りに包まれながら眠りについてみては?
*お肌に使用する場合は必ず、植物油などに希釈して使用しましょう。
「いい汗」をかける汗トレーニング
汗腺は働かなくなると退化して「汗をかけない」体になります。
汗をうまくかけない人は代謝が悪くなり、血液の流れも悪くなります。
すると酸素を組織の隅々まで運べないので、さらに新陳代謝が悪くなり様々な不調の引き金になってしまいます。
多くの女性を悩ませている冷え性も発汗のコントロールがうまくできずに、暑くても汗がかけないために起こります。
この悪循環を断ち切るためには「いい汗」をかくことです。
「いい汗」をかける汗トレーニングは、体を芯から温める毎日の入浴です。
時間がないから、面倒臭いからとシャワーだけで済ませずに湯船にゆっくりと入りましょう。
「いい汗」には美肌効果があります。
「いい汗」と同時に皮脂腺から「いい皮脂」が出て混じり合い「いい皮脂膜」が形成されると皮膚をしっとりさせ、内側から水分が蒸発するのを防ぐのでウイルスの侵入を防ぐバリアとなります。
この2つが混じり合うことでしっとりすべすべの美肌が生まれます。
「いい汗」をかくためにおすすめのハーブティーは、おなかの冷えが気になる方に芯から温める代謝アップブレンドハーブティー「ぷよぷよ・たぷたぷGood-Bye」
ビタミン・ミネラル・有機酸が豊富なハーブを多くブレンドしたルビー色が楽しい甘酸っぱい味のハーブティー「Beauty & Cleanse」
「いい汗」で新陳代謝が高まると、ホルモンの分泌を盛んにし、抗酸化力が高まります。
さらにダイエット効果もあり、脂肪が継続的に燃焼できる痩せる体質を作ることができるのです。
ダイエットを継続するには体内クレンジングも大切です。
有害金属の付着した脂肪は、代謝をいくら高めても燃焼されないからです。
夏冷え解消入浴法
暑い屋外と冷やされた室内を往復していると体温調節がうまくできなくなります。
女性に多い冷え性は手足が冷たく皮膚からうまく放熱できないため、深部体温が下がらず、寝つきが悪い傾向にあります。
改善策は、寝る90分位前に38~40℃のぬるめのお風呂に10~15分ゆったりつかったり、43℃くらいの足湯で足先を温めると、末梢神経が拡張して皮膚からの放射熱が増え、深部体温を下げることができます。
なかなか冷えが取れない方におすすめの入浴法もご紹介します。
1.「手と足の高温浴」湯船の中でバスチェアを使うなどして、膝から下と腕から先を43~44℃の熱めのお湯に浸ける入浴法。10~15分行う。
2.「半身浴」その後、ぬるめのお湯を加えて37~38℃にして、みぞおちあたりまでお湯に浸かり10~15分温まります。
「手と足の高温浴」では交感神経が刺激され、「半身浴」では副交感神経が優位になるため、高ぶった交感神経を鎮め、自律神経のバランスが取れるのです。
入浴前と入浴中、入浴後にも水分補給が大切なので忘れずに。
そして入浴後はゆっくりと汗を出し、その汗で自然に体温を下げます。
冷たい飲み物で急に胃腸を冷やさないようにしてくださいね。
細胞の隅々に行き渡らせる深い呼吸
呼吸とは、本来細胞の隅々まで酸素を届け、胃腸で吸収される栄養とともにエネルギーを生み出す原料になったり、脂肪やたんぱく質の分解を助けたりします。
その副産物として出てきた二酸化炭素が血管から放出されて、呼気として体外へと出されます。
けれども、現代人のほとんどが酸素不足の浅い呼吸しかできていません。
体の隅々にまで届く「深い呼吸」を目指すためには、第一に姿勢を正すことが重要です。
現代人は仕事やストレスから多くの人が前屈姿勢や巻き肩、猫背などに。
これでは胸部が広がらず、浅い呼吸しかできません。
深い呼吸は心の安定や気力の充実といった精神面への効果はもちろん、血流を整えて足腰の冷えを解消する・疲労感を回復させる効果も期待できます。
- 足を腰幅に開き、背筋を伸ばして、肋骨と肋骨の間を広げるような気持ちで、体を上に引き上げるイメージで立ちます。
- このとき、足は地面に引っ張られるイメージで。
- 肩甲骨を後ろで寄せるようにして胸を開きます。
- おへそを中に引き込んで丹田を意識します。
- 正しい姿勢でゆっくりと深い呼吸をしてみましょう。
この立ち姿勢がカラダに負担をかけない立ちかたです。
姿勢を正すだけで深い呼吸がしやすくなると思いませんか。
また、アロマを焚きながらの呼吸法はさらに相乗効果が期待できますよ。
おすすめはラベンダー・トゥルー、フランキンセンス、ゼラニウムなどです。
体と心は繋がっています。体が緊張している人は心も緊張しています。
寝る前に深い呼吸や軽いストレッチなどをすることで自然に心もゆるみます。
心が健やかになるのを感じてください。
体の中から温活、胃腸ケア
胃腸は、食べ物を消化吸収して栄養を全身に行き渡らせるという、健康を保つ上でとても重要な役割を担っています。
夏の胃腸ケアは秋に現われやすい不調(皮膚や髪の乾燥)の予防に繋がります。
簡単な胃腸ケアとして、
- 消化の良い食事
- 腹八分目を守る
- 早めに夕食をとる
- 食前酒は胃腸の働きを助け、リラックス・血行促進・冷え防止に
- 疲れている時のNGは、油っこいもの・甘いもの・生もの・冷たいもの・辛いもの
などがあります。なるべく胃腸の負担を減らして休ませてあげることも大切です。
東洋医学では、食べ物には「陽」体を温めるものと、「陰」体を冷やすものがあると言われます。
冬野菜の大根・人参・ごぼうなどは「陽」、夏野菜のトマト・ナス・きゅうりなどは夏野菜です。
旬のものを食べるのが本来ならば理にかなっているのですが、夏冷えで体が冷えている人は体調に合わせてバランスよく摂り入れることが大切です。
カレーや香辛料なども汗をかくことで体を冷やすので、摂り過ぎには注意しましょう。
夏でもお鍋!?夏バテ予防の鍋料理
お鍋と言えば冬の定番料理ですが、夏こそお鍋がおすすめです。
豆腐やきのこ、野菜などビタミン・ミネラルを一度に摂ることができますし、肉や魚などのたんぱく質、薬味の生姜で血行促進、ポン酢のクエン酸は代謝アップで汗をかきやすくします。
体を温める食材を一度に摂れるのが鍋料理なのです。
毎食必ず温かい汁物をプラスするだけでもいいですし、体を冷やす夏野菜(トマト・ナス・オクラなど)はスープに入れたり、生野菜は控えて温野菜にするなど、胃腸ケアで夏を元気に乗り切りましょう。
ハーブティーで体の中から温活!夏バテ・夏冷え対策
ハーブティーには体の中から温め冷えを改善するものなど、発汗作用・血行促進作用のあるものがあります。
おやすみ前のナイトティーにはもちろん、アイスで飲んでも、おなかを温める作用があるハーブティーも多くあるので、夏の水分補給にもぜひハーブティーを活用してみてください。
胃腸あたため・夏バテケアにおすすめのブレンドハーブティー
陰陽五行ハーブティー 夏爽茶
夏は陽のパワーが全開になる季節。
熱中症、夏バテ、隠れ冷え性をケアするブレンドです。
クロモジの爽快な香りとジンジャーのスッキリ感が味わえます。
<ブレンド内容>
国産クロモジ・ローズヒップ・ローズマリー・ジンジャー・国産ホーリーバジル
Relax & Warm
カラダを芯から温めて、深いリラックスをもたらしてくれるお花の甘い香りとさわやかな味わいのブレンドティー。
夏場の冷房や冬場の冷えを感じたときにおすすめです。
<ブレンド内容>
ジャーマンカモミール・オレンジピール・レモングラス・ローズヒップ・エキナセア・エルダーフラワー・ネトル・ラズベリーリーフ・マリーゴールド
Pure & Power
体のいらないものを全部捨てて、内側からキチンと整えていくためのサポートティー。
ミネラル豊富でペパーミントが効いたさわやかなハーブティーです。
飲みやすく男性にも人気があります。
季節の変わり目に体調を崩しやすい方にもおすすめです。
ホットでもアイスでもおいしくお飲みいただけます。
<ブレンド内容>
ペパーミント・レモングラス・ローズヒップ・エキナセア・エルダーフラワー・オレンジピール・ネトル・ダンディライオン・マリーゴールド
穏やか
ゆとりと余裕のあるやさしい自分に戻るためのサポートティーです。
レモングラスとミントの爽やかさとリコリスのほのかな甘さが絶品のブレンド。
体や心がモヤモヤしている時はこのお茶でリフレッシュしてください。
<ブレンド内容>
ローズヒップ・オレンジピール・ジャーマンカモミール・レモングラス・ペパーミント・リコリス・エルダーフラワー
After a meal
スッキリ!サッパリ!味で食事の後に飲みたくなるブレンドです。
ムカムカ感やハリ感が気になる時に!胃腸を温め働きを助けるブレンドで、おなかスッキリ。
お弁当のお供としてタンブラーに入れて持って行ったり、アイスティーにして甘いものを食べる時のドリンクにも最適です。
<ブレンド内容>
オレンジピール・レモングラス・シナモン・ジンジャー・ダンディライオン・フェンネル・ペパーミント・ローズヒップ
胃腸あたため・夏バテケアにおすすめのシングルハーブは、
ペパーミント、ジャーマンカモミール、ネトル、ジンジャー、レモングラス、バジル、オレンジピールなどです。
代謝促進・夏冷え対策におすすめのブレンドハーブティー
Beauty & Cleanse
ビタミン・ミネラルを豊富に含んだ甘酸っぱくて飲みやすいブレンド。
健康的で美しい体作りのサポートティーです。
香り・味・色、五感をフルに使ってお楽しみください。
きっと元気がもらえるはずです!
アイスティーでもおいしくお飲みいただけます。
<ブレンド内容>
ハイビスカス・ローズヒップ・レモングラス・オレンジピール・ラズベリーリーフ・ローズマリー・ローズレッド・ステビア・マリーゴールド
ぷよぷよ・たぷたぷGood-bye〜metabolic care〜
体の中から燃焼系。ぷよぷよ・たぷたぷ撃退におすすめのブレンドです。
スパイスたっぷりで効きそうな味わい。ハマると病みつきになります。
ビタミン・ミネラルたっぷり!健康的に頑張りましょう!
ペパーミントとバジルの風味で飲み口さっぱりなので、脂っこいものを食べた後にもおすすめです。
<ブレンド内容>
シナモン・ジュニパーベリー・ダンディライオン・フェンネル・ペパーミント・ローズヒップ・ネトル・マテ・ローズマリー・カルダモン・ジンジャー・ルイボス・バジル
ぷよぷよ・たぷたぷGood-bye〜metabolic care〜はこちら
Woman warm
女性特有の悩みを解消して、元気に楽しく過ごしたい方へのサポートブレンドです。
女性に良いといわれているハーブがぎっしり詰まっています!
たくさんのハーブがブレンドされていますが、シナモン・カモミールがベースとなりほんのり甘くクセがない味なのでおいしくお飲みいただけます。
ストレスがダイレクトに体へ出てしまう方や、なんだかずっと体調がすぐれないという方にもおすすめです。
<ブレンド内容>
シナモン・ジャーマンカモミール・ジンジャー・ダンディライオン・ラズベリーリーフ・ローズヒップ・ルイボス・オレンジピール・シベリアンジンセン・ネトル・レッドクローバー・レディースマントル・ラベンダー
元気
スパイスハーブとハイビスカスのエキゾチックなハーモニーが楽しめる珍しいブレンドです。
楽しく飲めて自然と力が湧いてきます。
元気の出る赤い色味をより楽しみたい時はガラスなどのクリアポット・カップで作ってみてください。
アイスティーもおすすめですよ。
<ブレンド内容>
ローズヒップ・シナモン・オレンジピール・ハイビスカス・レモングラス・ジンジャー・リコリス・ローズマリー・マリーゴールド
8月限定ブレンドティー white Chamomile
冷たいものを取り過ぎたり、冷房のきいた部屋にずっといたり、そんな夏の疲れを感じている方へおすすめ。
ジャーマンカモミールと国産ゴボウをベースにした、からだを温めてくれるブレンドティーです。
ミルクで割ってお飲みいただくのもおすすめです。
<ブレンド内容>
国産ゴボウ・ジャーマンカモミール・シナモン・ジンジャー・フェンネル
8月限定ブレンドティーwhite Chamomileはこちら
代謝促進・夏冷え対策におすすめのシングルハーブは、
ハイビスカス、ルイボス、ペパーミント、ダンディライオン、マテ、ローズマリー、ジャーマンカモミール、ヴァンルージュ、クロモジ、ヨモギ、シナモン、ジンジャーなどです。
まとめ
夏の胃腸ケア、いかがでしたか。年々気温が高くなり、熱帯夜が連続○日間!なんていう年も増えてきましたね。
もともと胃腸の弱い私ですが、ある晩夕食時に冷たいビールと枝豆を食べたところ、夜中に胃がキリキリと痛み眠れなくなってしまいました。
後になって考えたら、胃腸を冷やして負担をかけてしまったのかなと思い、気をつけるようになりました。
入浴もついシャワーで済ませがちでしたが、最近は毎日ぬるめのお風呂に入ることにしています。
今では冷房のない生活は考えられませんが、毎日の小さなことの積み重ねで胃腸をケアして、暑い夏に負けない体づくりをしていきましょう。