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陰陽五行に基づいた「ハーブティーやアロマで夏の養生、過ごし方」

日本は四季の移り変わりが美しい国です。

立夏(5/5頃)から立秋(8/6頃)までの3か月間は夏。

草木が成長し、万物が実り、花咲き乱れ、陽のパワーが全開になる季節です。

けれども、毎年この時期になると暑さで体調を崩していませんか?

  • 夏バテしてからだがだるい
  • 熱中症のような症状で頭や体に熱がこもる
  • イライラして動悸や息切れがする
  • 連日の熱帯夜でよく眠れない
  • 食欲がない、元気が出ない

現代の生活はとても便利になりましたが、昔ながらの暮らしかたも見直されはじめています。

人はそれぞれの季節に寄り添って暮らしてきました。

自然界とからだのリズムは深く関わりあっていて、季節を通じて変化していきます。

このからだの変化・対応には体内の五臓五腑の働きがとても重要です。

五臓五腑をいたわり夏には夏に合わせたハーブティーやアロマで、健康に過ごすことができること知ってましたか。

陰陽五行思想に基づいて、暑い夏に合わせた「ハーブティーやアロマで養生するやり方」をご紹介します。

陰陽五行思想とは

「陰陽五行」とは古代中国で自然の摂理として考えられた「陰陽学」と「五行学」の双方を統合した思想です。

「陰陽学」は世の中を陰と陽の二つに分けてしまう考え方で、例えば「男と女」「昼と夜」「天と地」など。

これらは善悪ではなく、相反する二つの性質を持つものの調和からなっているとされます。

「五行学」は万物を木・火・土・金・水の五つに分類するという考え方で、五行の「行」とは「めぐる」ことを意味します。

五行はお互いに影響しあい、隣同士で相手を強める関係を「相生(そうじょう)」といい、向き合った相手を打ち滅ぼす関係を「相剋」(そうこく)」といい、全体が五つのバランスで成り立っているという考え方です。

また五行は季節も表わし、春は木・夏は火・秋は金・冬は水、の四季と真ん中の土用を加えます。

暦では春・夏・秋・冬の季節の変わり目ごとに土用が置かれます。

二十四節気とは

古代中国で生まれた自然暦的な伝承や陰陽五行思想と深く結びついたもので、一年を春夏秋冬の四つの季節に分け、さらにそれぞれを六つに分けたものが「二十四節気(にじゅうしせっき)」です。

「七十二候(しちじゅうにこう)」は二十四節気をさらに三等分して、ほぼ5日ごとの気象・自然・動物・植物などの変化を具体的に表したものです。

夏の六節気

旧暦では夏は下記のように六つの節気になります。

立夏(りっか)

新暦で5月5日から5月20日頃

夏のはじまり。新緑がまぶしく、さわやかな風が吹く五月晴れの季節。

小満(しょうまん)

新暦で5月21日から6月5日頃

陽気が良くなり、草木が茂ります。

動物や植物にも活気があふれ、田植えの準備が始まる頃です。

芒種(ぼうしゅ)

新暦で6月6日から6月20日頃

「芒」とはイネ科の穂先の針のような突起のこと。

実った麦を刈り取ってから稲の苗を田に植える頃。梅雨が始まります。

夏至(げし)

新暦で6月21日から7月6日頃

北半球では一年で昼が最も長く、夜が最も短くなる。

日本では梅雨の最中で、日照時間がそれほど長くないので昼が最も長いと感じにくい。

夏至を過ぎると暑さが増して、本格的な夏がやってきます。

小暑(しょうしょ)

新暦で7月7日から7月22日頃

夏の土用に入る手前で、梅雨が明けて少し暑くなってきます。

小暑と大暑を合わせたおよそ1か月を「暑中」といい、暑中見舞いを出す期間とされます。

大暑(たいしょ)

新暦で7月23日から8月6日頃

一年で最も暑い時期で、真夏日や熱帯夜が始まる頃。

年に4回ある土用の中でも、夏の陽から秋の陰に変わる一番重要な土用。

五臓五腑に対応するからだの機能 夏は「心火」 

五行では、あらゆるものが五元素の性質を持ち、その中でもからだの機能やこころの状態、自然の摂理は密接に結び付いています。

からだの機能では五臓・五腑・五官など様々なものを意味します。

夏は「火」に属し、「心臓・小腸・循環器・舌・血管」の働きが活発になる時期です。

また夏は「心火(しんか)と呼ばれます。

夏に分類される五味五食 夏は「赤」

春夏秋冬土用の五つの季節は、五つの色や味、食材に分類されます。

夏は「赤・苦味」心臓の働きを助けバランスを取るためには赤い食材・苦味のある食材が効果的です。

この時期は赤いトマト、人参、ニガウリ、玉ねぎ、梅干し、鮭のアスタキサンチンなどや利尿作用のあるスイカ、ピーマン、ナス、きゅうり、ミョウガなどを摂るといいとされます。

東洋医学の気血水とは

人間の生理活動を担っている基本要素を東洋医学では「気血水(きけつすい)」の三つから成ると考えます。

これらの生成・貯蔵・運搬を行うのが五臓の役割です。

  • 「気」は運動や機能のエネルギー
  • 「血」は血液や栄養物
  • 「水」はからだを潤す生理的水液(リンパなど)

「水」は津液(しんえき)とも言います。

「気血水」のバランスが崩れると不調を招いてしまいます。

「気血水」のどの部分のバランスが悪いか知ることで、不調を改善しやすくなります。

これらはお互いが助け合う関係で、三つが密接に関係しながら全身を巡ります。

どれが不足してどれが過剰なのかを見つけ、それに合った対処法を選ぶことが大切です。

「気」が不足するとエネルギー不足で機能低下を招き、「血」が不足すると栄養や潤いが不足して流れが滞ったり固まったり血行不良に、また「水(津液)」が不足すると熱中症や脱水症状になります。

五行思想 夏の基本的な養生法

自然を感じ、自然を味わいながら、その季節に合わせた暮らしかたをすることで、こころとからだを健やかに保ちます。

夏にはどのようなことを心がけ、体調管理をしたらいいのでしょう。

立夏を過ぎると急に気温が高くなりますが、まだ、からだが暑さに慣れていないので不調を招きやすく注意が必要です。

日の出が早く日の入りが遅くなる夏の養生として、

「朝は早く起き、一日が長く暑くても、からだを動かし、体内に熱がこもらないように汗をかく」ようにします。

「気血水」のバランスを取るために適度に汗をかき、気温の上昇による発汗で失われた気(エネルギー)・血液や栄養・水分を補うことが大切です。

夏に合わせたからだ作りのためのハーブティー

からだと自然とのバランスをとるためにハーブは役立ちます。

夏は「心」の機能が活発になる反面、弱りやすくもなります。

冷房で体を冷やし過ぎると「血水」は下半身に溜まりやすく、上半身に熱がこもり「気」のめぐりが悪くなります。

すると心臓に負担が掛かり、熱中症や夏バテ、心臓の不調としては動悸、血圧上昇、イライラ、不眠などが起きやすく。

心臓・小腸などの働きを助けるハーブティーで循環器系の冷えを防ぎ、血行促進、血液の浄化をします。

同時に、気温の上昇による発汗で失われたビタミン・ミネラルの補給もでき、「熱邪」による夏の不調の改善に役立ちます。

暑い時期には冷えたお茶が美味しいものです。

アイスティーにしてもハーブの効果・効能は変わりません。

ただし、冷房の効いた部屋に長時間いる方は、冷茶はほどほどに。

夏はやかんで淹れて作り置きしたら、家族みんなで飲むことができますよ。

(常備茶の作りかた)

  1. 約2リットルのお湯を沸かします。
  2. お茶パックに約10gのドライハーブを入れます。
  3. 約1分間弱火でコトコトします。
  4. 5分ほど蒸らしたら出来上がりです。お茶パックはあげてください。

※できれば8〜12時間以内に飲み切ってください。

ハーブティーの美味しい入れ方はこちら

夏のケアにおすすめのシングルハーブティー

ひとつのハーブの中にも様々な成分があり、またその組み合わせによって体質改善の効果を生み出します。

気になるものを組み合わせてみたら、相乗効果があったり、自分だけのオリジナルティーができるかもしれません。

血のめぐりを良くして浄化・浄血作用〜熱中症・夏バテ対策に〜

ハイビスカス

ローズマリー

レモンマートル

マテ

ヨモギ

クロモジ

ゴボウ

気のめぐりを良くして活力アップ・食欲増進〜夏バテ対策に〜

オレンジピール

レモングラス

ペパーミント

ハイビスカス

ローズマリー

エビスグサ(ハブ茶)

クロモジ

ゴボウ

心臓の働きを補助〜めまい・動悸・息切れに〜

ホーソン

リンデン

ビタミン・ミネラルの補給に

ハイビスカス

ローズヒップ

マテ

免疫力を上げて、暑さに負けないからだに

ホーリーバジル

マテ

ルイボス

ゴボウ

暑さからの不眠やイライラに〜リラックス効果〜

レモンマートル

オレンジピール

リンデン

クロモジ

意外と多い?「隠れ冷え性」夏にも冷えないからだにするためには

暑がりで皮膚の表面がほてっているからと、エアコンの効いた室内で冷たいものばかり摂っていませんか。

夏はつい、冷たいものを摂りすぎてしまいますよね。

アイスクリームやジュース、ビールなど暑いときには美味しいものです。

でも、疲れやすい、ダイエットがうまくいかない、便秘、肌の調子が悪いなんて言うことありませんか。

それは「隠れ冷え性」かも知れません。

自分では気づかないうちに内臓が冷え、血のめぐりが悪くなっている事が原因です。

熱中症対策に必要なエアコンも、長時間室内にいる事が多い現代ではからだを冷やし過ぎてしまいます。

昔から頭寒足熱と言いますが、上半身は涼しく下半身を温めて血液がしっかりとからだをめぐることが健康なからだ作りの第一歩です。

夏のパジャマは、長ズボンのほうが下半身が冷えなくていいかもしれませんね。

夏に合わせたからだ作りのためのアロマ

一年の中で最も気温が高く、最も紫外線の強い時期です。

暑さによるストレスケアではディフューザーを使用したり、枕元のティッシュに垂らして。

日焼けした肌には熱を冷ます効果のあるアロマで心地いい毎日を過ごしましょう。

熱帯夜で眠れないとき

ラベンダー

ベルガモット

イランイラン

オレンジスイート

マージョラム・スイート

ペパーミント

免疫アップで暑い夏を元気に乗り切る

ラベンダー

フランキンセンス

シトロネラ

循環器系を整えて血液リンパの流れをスムーズに

シダーウッド・アトラス

マージョラム・スイート

オレンジスイート

グレープフルーツ

うっかり日焼けしてしまった肌に

ラベンダー・トゥルーウォーター

ダマスクローズウォーター

ネロリウォーター

不眠改善・ストレス解消ハーブティー・アロマはこちら

まとめ

陰陽五行に基づいた「ハーブティーやアロマで夏の養生、過ごし方」はいかがでしたか。

今ではハウス栽培された野菜や果物が一年中売られているので、食卓の季節感も薄れ、何が夏の野菜や果物なのか分からない人も多いのではないでしょうか。

雨が降るまえに雨のにおいがするように、夏が近づくと風が夏のにおいに変化していきます。

年齢とともに身近なものや季節のうつろいに目がいくようになりました。

夏の移り変わりを楽しみながら出来るだけ旬のもの、その土地で採れたものを食べ、からだを温め血をめぐらせることが、健康で豊かな毎日を送る近道です。

ハーブによる助けを借りて、夏には夏に合わせたからだ作りをしていきたいものです。

 

 

 

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ライター紹介 ライター一覧

Herbwith(ハービズ)編集長

Herbwith(ハービズ)編集長

”自然と人の穏やかな調和の暮らし”をテーマに各種講座開催やWEBマガジンの編集を行う。農薬不使用ハーブ専門店の経営、イベント企画など、ハーブ・アロマ業界に20年以上にわたり携わる。
ハーブのある暮らしや自然回帰のライフスタイルを、幅広い世代の方に分かりやすく伝えるハーブマイスター。

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