ベチバー<精油>
ベチバー Vetiveria zizanioides
大地を思わせるスモーキーな自然の香り
ベチバーは他のイネ科と異なり、根が採油原料で、生育2〜3年のものを使います。
草はススキに似て、細く長く2mにもなり、多数集まって大きな株を作ります。
香料の代表的な保留剤で、さまざまなコロンに使われています。
時間が経つとさらに熟成されよい香りになる精油で、少量ブレンドすることで洗練された香りが楽しめます。
穏やかで安らかな香りは、不安からくる不眠症を改善します。
免疫系を刺激して、内分泌腺と血液循環を活性化するので、風邪を引きやすくなったり、疲れが取れないと感じるときに最適です。
保湿作用に優れ、ドライスキンやシワを改善します。
<作 用>
強壮(循環器)、抗感染、鎮静、通経、保湿、免疫刺激
<適 用>
こころに 鎮静作用があるので、ストレスを解消したり、緊張を解くのに効果的
からだに 身体の各部に酸素を運ぶ赤血球を強化し、体力を回復する
美容に 抗菌作用があるため、ニキビにはフェイシャルスチームが有効
<香 り>
ベースノート / ハーブ系(エキゾチックオリエンタル系)
<ブレンド相性>
柑橘系、ハーブ系、フローラル系、ウッディ系、樹脂系、スパイス系
揮発性は低いですが、濃縮された強い香りなので、入れすぎないこと
<注意事項>
特になし
※肌を刺激する事があるので、必ず低濃度(1%以下)に薄めて使用します
<学 名> Vetiveria zizanioides
<英 名> Vetiver
<科 名> イネ科
<原産国> インド
<抽出部位> 根部
<抽出方法> 水蒸気蒸留法
<主な成分> クジモール(〜14%)、ベチセリネノール、ビシクロベチベロール、トリシクロベチベノール、α-カジノール、α-ベチボン、β-ベチベネン、β-オイデスモール、クゼニック酸、β-ベチスピレン、ベチベノン、ベチベン、酢酸ベチベリル、ベチベン酸