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陰陽五行に基づいた「ハーブティーやアロマで土用の養生、過ごし方」

土用といえば、皆さんもよくご存知の夏の一番暑い盛りの「夏土用」ですね。

実は土用は一年に4回あり、季節の変わり目である立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を指します。

気温や湿度の変化が大きい季節の変わり目には、体調を崩してしまいがち。

陰陽五行では、それぞれの季節に対応する五臓五腑が決められています。

土用に注意が必要な「脾・胃」である消化器官を労わり、健やかに過ごすために

季節の変化に合わせたからだ作りをするハーブでサポートしましょう。

陰陽五行思想に基づいて、土用に合わせた「ハーブティーやアロマで養生するやり方」をご紹介します。

土用は年に4回ある季節の変わり目

陰陽五行では、春夏秋冬のほかにもうひとつ「土用」と呼ばれる季節があります。

土用は「長夏(ちょうか)」とも呼ばれ、夏から秋にかけての高温多湿の時季をいいますが

日本の梅雨に気候が似ているため、梅雨に当てはめて考えることが多いそうです。

旧暦では土用は年に4回あり、季節の変わり目の立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を言います。

二十四節気(にじゅうしせっき)は、一年を春夏秋冬の四つの季節に分け、さらにそれぞれを六つに分けたものです。

春土用

新暦で4月16日から5月4日頃

清明(せいめい)の終わりから穀雨(こくう)にかけて

春雨の降る時期。むくみに気をつけ、胃腸を休ませるとき。冷たい飲み物の摂り過ぎは、アレルギーを悪化させるので注意。 

夏土用

新暦で7月19日から8月6日頃

小暑(しょうしょ)の終わりから大暑(たいしょ)にかけて

一年で最も暑い時期。夏の疲れが出やすいが、胃腸のトラブルを避けられればダイエットに最適なとき。  

秋土用

新暦で10月20日から11月6日頃

寒露(かんろ)の終わりから霜降(そうこう)にかけて

霜が降りる時期。風邪を引きやすいときなので、からだを冷やさないよう予防が大切。

冬土用

新暦で1月17日から2月2日頃

小寒(しょうかん)の終わりから大寒(だいかん)にかけて

一年で最も寒い時期。春に備えてなるべく太陽のエネルギーを採り入れ、しっかりと栄養を貯蓄するとき。

五臓五腑に対応するからだの機能 土は「脾土」

五行では、あらゆるものが五元素の性質を持ち、その中でもからだの機能やこころの状態、自然の摂理は密接に結び付いています。

からだの機能では五臓・五腑・五官など様々なものを意味します。

土用は「土」に属し、「脾臓・胃・口・筋肉」の働きが活発になる時期です。

また土用は「脾土(ひど)」と呼ばれます。

「脾」は消化吸収・統血作用・水分代謝を司る消化器官を指し、また、手足の動きや筋肉の発達に深い関わりがあります。

こころの状態、五志は「思」。何かと思い悩むことが多い時期。

溜め込むことがよくないので、なるべく発散するようにし、気のめぐりをよくします。気血水について

土に分類される五味五食 土は「黄」

春夏秋冬土用の五つの季節は、五つの色や味、食材に分類されます。

土は「黄・甘味」脾の働きを助けバランスを取るためには黄色い食材・甘味のある食材が効果的です。

この時期は黄色いかぼちゃ、さつまいも、大豆のイソフラボンなどや穀物・果物などを摂るといいとされます。

甘味は穀物や米などの炭水化物の食材が本来持っている甘味を指します。

不調には、白い砂糖はやめて豆類・芋類が良く、甘味が欲しいときは、ミネラル豊富な黒砂糖や蜂蜜がおすすめ。

また腸が長く胃腸トラブルが起きやすい日本人には、醤油や味噌、納豆、ぬか漬けなどの発酵食品が腸内環境を良くしてくれます。

土用の時期は胃腸の休息が大切なので、食べ過ぎには注意します。

土用の丑の日

日にちには十二支が割り当てられていて、土用の18日間にめぐってくる丑の日を「土用の丑の日」といいます。

季節ごとに「土用の丑の日」がありますが、現在では夏の土用を指すことが多くなりました。

年によっては「土用の丑の日」が2回あることもあり、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」といいます。

土用の丑の日には「う」のつく食べ物、うなぎを食べて夏バテを防止することは皆さんご存知ですね。

この時期「脾」は弱りやすく、貧血にもなりやすいことから、うなぎを食べることは理にかなっています。

レバー・ひじき・ほうれん草・なつめ・クコの実なども補血作用があり、この時期おすすめ。

また「う」のつく食べ物として、うどん・うり・梅干し・烏骨鶏などがありますが

これらはからだの熱を冷まし余分な水分を排出したり、汗をかき過ぎるのを防いだりします。

五行思想 土の基本的な養生法

人は自然の一部であり、その季節に合わせた暮らしかたをすることで、こころとからだを健やかに保ちます。

土用にはどのようなことを心がけ、体調管理をしたらいいのでしょう。

年に4回ある土用の中でも夏土用は「陽」から「陰」へと移り変わる転換期となり、一番重要です。

土用は無理をせず、なるべくゆったりと過ごします。

この時季の養生は大切です。

きちんとしておかないと秋からの体調を崩してしまうことに。

土用の時期は、土いじりや土起こしをせず過ごすべきと言われます。

物事を始めることを控え、こころとからだを調整するとき。

引越しや旅行、建築の基礎工事も土用を避けることが多いようです。

けれども「間日(まび)」といい、土用中でも活動しても良いとされる日もあります。

土に合わせたからだ作りのためのハーブティー

からだと自然とのバランスを取るためにハーブは役立ちます。

土用は「脾」の機能が活発になる反面、弱りやすくもなります。

食べ過ぎや冷たいものの摂りすぎは、消化器の働きを弱めてしまいます。

暑いからとこの時期に冷たいものを飲み過ぎると、からだに余分な湿(水分)が溜まり、上手に水分代謝ができないと、秋になってからからだが重だるく、秋バテになってしまうかも。

「脾」の働きを助けるハーブティーで余分な湿を排出し、胃腸を温め、消化吸収の機能を調整します。

季節の変わり目の土用は、体内浄化とストレスケアが大切なのです。

土のケアにおすすめのシングルハーブティー

ひとつのハーブの中にも様々な成分があり、またその組み合わせによって体質改善の効果を生み出します。

気になるものを組み合わせてみたら、相乗効果があったり、自分だけのオリジナルティーができるかもしれません。

余分な湿を排出し水分代謝を正常に〜だるさ・むくみ対策に〜

ジュニパーベリー

スギナ(ホーステール)

ダンディライオン

ハトムギ

リコリス

胃腸を温め調子を整える〜食欲不振・消化不良に〜

ゴボウ

エビスグサ(ハブ茶)

ジャーマンカモミール

ジンジャー

スペアミント

バジル

ペパーミント

リコリス

土用はダイエットに最適な時期

五行では「土」は筋肉、肌肉に対応し、ダイエットに一番向いている季節です。

この時期、胃腸の調子がいいと代謝が高まり、効率のいいダイエットが期待できます。

物事の起承転結を「生長化収蔵」であらわすと、春・夏・土用・秋・冬の順番になりますが

土用は「化」、変化の時期です。

この時期を利用してデトックスとダイエットをしてみてはいかがですか。

「気血がめぐれば水もめぐる」と言われます。

ヨガやストレッチなどでからだを動かして、肉体も変化させましょう。

土に合わせたからだ作りのためのアロマ

季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。

ゆったりリラックスできる香りを活用しましょう。

頭痛や肩こりなど痛みの緩和に

ペパーミント

ひんやりとした刺激と清涼感のあるスッキリとした香りのペパーミント。

集中力を高め、眠気を覚ましてくれます。

思い悩みがちな時期イライラを鎮め、頭痛や肩こりなどの痛みを緩和します。

強い清涼感はリフレッシュするだけでなく殺菌、かゆみ止めにも。

リラックス効果で安眠に導く

フランキンセンス

スモーキーでスパイシー、ほのかに甘さと酸味を含んだ奥深い神秘的な芳香のフランキンセンス。

心を癒し、呼吸を整える働きがあります。

また、乾燥や肌荒れなどの皮膚トラブル、肌の引き締めやアンチエイジング効果も。

不眠のときはアロマを入れた38℃くらいのお風呂にゆったりと入れば、香りとリラックス効果でよく眠れるはず。

まとめ

陰陽五行に基づいた「ハーブティーやアロマで土の養生、過ごし方」はいかがでしたか。

季節の変わり目である土用の時期は、いつも以上に自分自身をいたわってあげるとき。

次の季節を健やかに過ごすために、ゆったりと穏やかに過ごしてくださいね。

からだに「湿」が溜まりやすい土用には頭痛やだるさ、気分の落ち込みなど様々な不調が起きやすくなります。

そうなってしまう前に、こまめに養生して、香りを楽しみながら温かいハーブティーで胃腸を温め

「脾・胃」の調整をしましょう。

梅雨が明けたら、梅干しの土用干しをするとき。梅仕事をするときの梅の香りもいいものです。

 

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Herbwith(ハービズ)編集長

Herbwith(ハービズ)編集長

”自然と人の穏やかな調和の暮らし”をテーマに各種講座開催やWEBマガジンの編集を行う。農薬不使用ハーブ専門店の経営、イベント企画など、ハーブ・アロマ業界に20年以上にわたり携わる。
ハーブのある暮らしや自然回帰のライフスタイルを、幅広い世代の方に分かりやすく伝えるハーブマイスター。

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