簡単!虫よけハーブ・アロマスプレーとおすすめハーブアイテムの作り方まとめ
ハーブやアロマで虫よけ対策が出来る!?
植物が害虫から身を守るために身に着けた香りや酵素など天然の成分を利用させてもらい、私たちもイヤな虫をブロックしましょう。
いい香りに癒されながら楽しくオシャレに、そして安心な虫よけアイテムを手作りしませんか?
スプレーだけでなく、室内・アウトドア・外出先など様々な場面で活用できる虫よけアイテムの作り方をご紹介します。
目次
ハーブアロマ虫よけサシェ
材 料
- 蓋つきガラス瓶
- 麻の袋やオーガンジー、ガーゼ素材など目の粗目の袋
*だしパックなどの不織布素材でも出来ます - ドライハーブ 大さじ3~5杯
虫よけ効果の高いハーブはこちら - アロマ(エッセンシャルオイル)10~20滴
虫よけ効果の高いアロマはこちら
作り方
- 蓋つきのガラス瓶にハーブを入れ混ぜ合わせる
- 1のハーブにエッセンシャルオイルを振りかける
- 蓋を閉めて、3日~5日間、香りを熟成させる
- 3を目の粗い素材の袋などに入れて出来上がり!
使い方
虫よけ効果の高いハーブを使うと、玄関、窓辺に置いたり、ベビーカーや手持ちのバックなどにつけることで、虫よけサシェとしても効果的ですね。
ハーブアロマ虫よけブレスレット
材 料
- ミサンガ又は、ヘアアレンジ用のゴムなど
- アロマ(エッセンシャルオイル)5~10滴
虫よけ効果の高いアロマはこちら
作り方
ミサンガやヘアアレンジ用のゴムにエッセンシャルオイルを垂らす
■注意■
直接皮膚につくとかぶれることもあるので、ある程度乾いてからの使用をおすすめします。
ハーブアロマ虫よけ消臭剤
材 料
- 蓋つきのガラス瓶
- 重曹 大さじ3
- ドライハーブ大さじ1 虫よけ効果の高いハーブはこちら
- アロマ(エッセンシャルオイル)10~20滴
虫よけ効果の高いアロマはこちら
作り方
- 蓋つきのガラス瓶に重曹とハーブを入れる
- 1にアロマ(エッセンシャルオイル)を垂らす
- 2を軽くかき混ぜる
- 蓋を閉めて、3日~5日間、香りを熟成させる
- 蓋をとって置いておくだけ!
使い方
玄関、下駄箱やトイレなど臭いや菌が気になるところの消臭剤として。
香りが薄くなったら、振り混ぜると香りが復活することもあります。
振り混ぜても香りが薄くなってきたり、湿気をすって重曹が溶けてしまってきたら、作り変えのサインです。
生ごみやごみ箱に振りかけて消臭に使うなどして最後まで使ってくださいね。
ハーブアロマ防虫剤
材 料
- ドライハーブ 虫よけ効果の高いハーブはこちら
- アロマ(エッセンシャルオイル)5~7滴
虫よけ効果の高いアロマはこちら - コットン
- 麻の袋やオーガンジー、ガーゼ素材など目の粗目の袋
- だしパックなどの不織布素材の袋
作り方
- ドライハーブを適当な大きさに切り、目の粗い素材の袋などに入れる
- 1にアロマ(エッセンシャルオイル)を数滴プラスして出来上がり!
- または、コットンにアロマを5~7滴垂らし、だしパックなどの不織布に入れ、さらに布製の袋に入れたら出来上がり!
庭や鉢植えでハーブを栽培している場合は、剪定した時の枝や葉を乾燥させておけば、クローゼットやタンスに天然の防虫剤が出来ますね。
コットンにアロマオイルを含ませる場合は、オイルが滲み出て洋服に付かないように必ず布製の袋などに入れてください。
ハーブアロマ虫よけキャンドル
キャンドルの材料であるワックス(ろう)には様々なタイプがありますが、天然素材の方が煙やススが出にくいのでおすすめです。
ミツロウ(ビーズワックス)、大豆ワックス、パームワックス(ヤシ)などがあります。
ミツロウとは、ミツバチの巣からハチミツを取った後に残った「ろう」を精製したものです。
材 料
- 耐熱のガラス容器または缶など
- ミツロウ 50g
- アロマ 合わせて30滴 虫よけ効果の高いアロマはこちら
- キャンドル芯
- 座金
- 割りばし
作り方
- 座金に芯をセットし、芯の先を割りばしに挟んでおく
- ミツロウを要らない空き缶などを使って湯せんして溶かす
- 完全に溶けたら、アロマを加えよく混ぜる
- 耐熱のガラス容器に手早く流し込む
- キャンドルの中央に座金を沈めるようにセットし、芯を挟んだ割りばしをガラス容器の上に渡す
- ミツロウが固まったら出来上がり!
芯糸はキャンドルから1cmほどに切ると、炎が安定します。
虫よけスマッジ
ハーブや草木を束ねたものを「スマッジ」と言います。
作り方は超シンプル!お好きな虫よけ効果の高いハーブを数種類まとめて束ねるだけ。
ハーブのいい香りに癒されながら、おしゃれなインテリアとして、虫よけも出来るなんて一石二鳥ですね。
材 料
- フレッシュハーブ数種類 虫よけ効果の高いハーブはこちら
- 紐やリボンなど
- 輪ゴム
作り方
- 数種類のハーブを束ねて、輪ゴムできつく巻く
- 吊り下げられるように輪っかを作り、お好きな紐やリボンなどで結ぶ
- ベランダや玄関、お部屋などに吊るす
ほかに「スマッジング」と言って、ネイティブアメリカン(インディアン)が1000年以上も前から行っていたと言われる、乾燥させたホワイトセージを焚き、煙を使って邪気を清める方法などもあります。ホワイトセージには消毒・殺菌・浄化作用があります。
かゆみ止め(抗菌剤)
下に説明している、ハーブ虫よけスプレーの作り方、ハーブ使用タイプにある「ハーブチンキの作り方」参照
ハーブチンキは原液のまま、かゆみ止め(抗菌剤)に使用できます。
手作り!虫よけスプレーを作ろう
手作りできるスプレーには大きくわけて3種類あります。
- ハーブ虫よけスプレー
- 簡単!アロマ虫よけスプレー
- 最強!虫よけスプレー
これらを、目的や用途、好みにあわせて作り、使い分けることがおすすめです。
ハーブ虫よけスプレーのメリットとデメリット
ハーブ虫よけスプレーは、ドライハーブを使用して作ります。
ハーブをアルコールに漬け込んで作るので、制作期間がすこしかかります。
また、アルコールの香りがするので、エッセンシャルオイルを使うときよりも、香りはいまいち…と感じることもあるかもしれません。
また、アルコールが使用できない体質や小さいお子さんはアルコールの代わりにリンゴ酢を使用することで代用できるので、エッセンシャルオイルが強すぎる小さなお子さんやワンちゃんのような嗅覚の鋭い、動物に使用したい時などは、こちらの作り方の虫よけスプレーがおすすめです。
ハーブ虫よけスプレーのメリット
- アロマが強すぎてしまう小さいお子さん(1歳未満)や敏感肌の方でも使用できる
- 嗅覚の鋭い動物にも使用できる
*嫌がるようでしたら、使用はしないでください。その子によります - 直接、肌にも塗れて、「虫刺されのかゆみ止め」としても活用できる
ハーブ虫よけスプレーのデメリット
- 初めて作る時は時間がかかる(2週間漬け込む)
- あまり、良い香りはしない
アロマ虫よけスプレーのメリットとデメリット
アロマ虫よけスプレーはエッセンシャルオイルを使用して作ります。
ハーブの良い香りが楽しめるので、虫よけですが、室内の空気清浄や衣類のにおい取りなどとしても
活用することもできます。
また、材料がそろっていれば、手軽にものの数分で完成できます。
ただ、エッセンシャルオイルは、純度が高く作用が強いため、小さいお子さんや嗅覚の鋭い動物などには強すぎます。
直接お肌につかないよう、室内で使用するなど使い方に注意が必要です。
アロマ虫よけスプレーのメリット
- 作りたい時に材料さえあれば、すぐ作れる
- とても、良い香りで虫よけなのに癒されます
アロマ虫よけスプレーのデメリット
- 皮膚の呼吸器系の弱い人、小さいお子さん(1歳未満)には強すぎることも
ハーブ虫よけスプレーの作り方
ハーブ虫よけスプレーを作るためにはまず、ハーブチンキを作ります。
ハーブチンキとは、ドライハーブをアルコールに漬け込み、抽出したものです。
水には溶け出ない成分が虫の忌避作用があったり、虫刺され時のかゆみ止めや抗菌剤になります。
まずは、ハーブチンキの作り方についてです。
ハーブチンキの材料
- 広口瓶
- お好きなドライハーブ 虫よけ効果の高いハーブはこちら
- 植物性無水エタノールまたはウォッカなど度数35度以上のアルコール
ハーブチンキの作り方
- 広口瓶にドライハーブ(虫よけ効果の高いハーブから好きな香りを数種)を入れる
- 植物性無水エタノール(ウォッカなど度数35度以上のアルコール)をひたひたになるくらい入れる
- 2週間つけておく。1日1回くらい振り混ぜると成分が抽出しやすい
- 出来上がったら、コーヒーのフィルターなどで濾して広口瓶に戻す
このハーブチンキを使って虫よけスプレーをつくります。
いよいよハーブ虫よけスプレーのつくり方をご紹介します。
ハーブ虫よけスプレーの材料
- ハーブチンキ20ml
- 精製水またはミネラルウォーター(水道水でも可)80ml
- スプレーボトル
*ボトルの素材はPE(ポリエチレン)表記のものは溶けてしまうこともあるので使用しない。
PP(ポリプロピレン)、ガラス素材がおすすめ
ハーブ虫よけスプレーの作り方
- スプレーボトルにハーブチンキを入れる
- 精製水を入れて良く振り混ぜる
- 冷暗所で保管し、使用時はスプレーボトルをよく振ってからご使用ください
■注意■
使用前に二の腕の内側など一か所にスプレーし、パッチテストをしてからのご使用をおすすめします。
パッチテストとは、使用することでアレルギー的な反応がないかを確かめる方法で、二の腕や太物の内側など、目立ちにくく、皮膚の柔らかいところに少量吹きかけ、30分~78時間ほど変化がないかを観察します。
特に、反応が強い場合は直後から30分以内で赤味や発疹、かゆみ、痛み、咳やくしゃみがでるなどの症状が出る場合があります。
このような時は、すぐに洗い流し、使用は控えてください。
簡単!アロマ虫よけスプレーの作り方
材料を揃えたらあとは混ぜるだけ!とっても簡単、誰でも作れる安心・安全な虫よけスプレーです。
アロマ(エッセンシャルオイル)の作用・効能、好きな香りなどでいくつかのオイルを選び自分だけの虫よけスプレーを作ってみましょう。
材 料
- 無水エタノール10ml
- 精製水またはミネラルウォーター(水道水でも可)90ml
- お好きなアロマ20滴(網戸用には40滴ほど)
虫よけ作用の高いアロマはこちら - スプレーボトル
*ボトルの素材はPE(ポリエチレン)表記のものは溶けてしまうこともあるので使用しない。PP(ポリプロピレン)、ガラス素材がおすすめ
作り方
- ビーカーに無水エタノールを入れる
- 1にお好みのアロマを入れブレンドする
- 2をスプレーボトルに移し、精製水を注ぎよく振り混ぜる
- 冷暗所で保管し、使用時はスプレーボトルをよく振ってからご使用ください
■注意■
使用前に二の腕の内側など一か所にスプレーし、パッチテストをしてからのご使用をおすすめします。
材料を揃えるのが大変だなという方には、虫よけアロマスプレーがすぐに作れちゃう製作キットはこちら
HMCオリジナルmosquito protectionエッセンシャルオイル
〈ブレンド内容〉
ペパーミント・ティートリー・ラベンダー・シトロネラ・レモングラス
最強!虫よけスプレーのつくりかた
虫よけの作用が、とにかく高い虫よけスプレーを作りたいかたにおすすめ。
ハーブとアロマ(エッセンシャルオイル)の両方を使った最強!虫よけスプレーの作り方です。
ハーブとアロマのメリットとデメリットを併せ持っていますので、作用はとても高くて香りもよいですが、皮膚の弱い方や小さいお子さん、動物などにお使いになる時にはパッチテストをしっかりするなど、注意が必要です。
最強!虫よけスプレーの材料
- ハーブチンキ20ml *ハーブ虫よけで作ったチンキ
- 精製水またはミネラルウォーター(水道水でも可)80ml
- お好きなアロマ20滴(網戸用には40滴ほど)
- スプレーボトル
*ボトルの素材はPE(ポリエチレン)表記のものは溶けてしまうこともあるので使用しない。PP(ポリプロピレン)、ガラス素材がおすすめ
最強!虫よけスプレーの作り方
- スプレーボトルにハーブチンキとお好きなアロマ(エッセンシャルオイル)を入れて混ぜる
- 1に精製水を入れよく振り混ぜる
- 冷暗所で保管し、使用時はスプレー容器をよく振ってからご使用ください
■注意■
使用前に二の腕の内側など一か所にスプレーし、パッチテストをしてからのご使用をおすすめします。
手作り虫よけスプレーの使用上の注意・使用方法
虫よけとしての使用方法
市販の虫よけスプレー同様、衣類や皮膚に吹きかけ使用してください。
ハーブやアロマスプレーは化学成分を含む市販のものに比べて効果は穏やかです。
香りがなくなったら効果がうすれているので、こまめにつけ直すことが大切です。
基本的には、香りがほのかにしている状態であれば、効果が持続していると考えられます。
4~5時間ごとに1度吹きかけて使用することがおすすめですが、汗をかいたり状況に応じて、効果が弱まったと感じた時には追加で使用すると良いでしょう。
網戸やカーテンへ振りかけておくことも窓からの侵入を防ぐためにはおすすめです。
特に、アロマ虫よけは香りも良いので、リラックス&リフレッシュにもなりますし、室内の空気清浄や抗菌作用も期待できます。
キッチン周りや生ごみ、においの気になるところにスプレーしておけば、雑菌類の繁殖も防ぐことができ、虫よけ+消臭としての効果も期待できます。
また、衣類やお布団などに吹きかけて干しておくことで、においや防虫(ダニ)防カビなどにも効果が期待できるので、1本作ると様々なところで役立ち、本当に便利なスプレーです。
■注意■
ただし使用前にパッチテストをすることをおすすめします。
保管方法と使用期限
アルコールや精油を使うので、使用するスプレーボトルの素材も大切です。
ガラス製のものがおすすめです。
携帯したり使用の際は割れる心配のないプラスチック製のものも便利ですが、PE(ポリエチレン)と表記されている素材のものは、溶けてしまったり割れてしまったりなどの恐れがあるので使用しない方が良いでしょう。
手作りのスプレーは長期間の保存はできないと思った方が良いでしょう。
2週間から1ヶ月以内で使い切ることが目安です。
それより前でも、あきらかにカビ臭い感じや違和感を感じるようでしたら、使用は控えたほうが良いでしょう。
雑菌が繁殖することで、腐敗していきますので、スプレーの吹き出し口に直接触れることのないように意識するだけでも、使用期間が長くなることがあります。
直射日光のあたらない冷暗所で保管をすることで、悪くなることを遅らせることが出来るので冷蔵庫での保管もおすすめですが、必要な分を作り、早めに使い切るほうが賢明かもしれませんね。
まとめ
おすすめの虫よけハーブアイテムの作り方はいかがでしたか?
どのアイテムも材料を揃えてしまえば、あとは吊るしたり、混ぜるだけの簡単ステップ!
虫よけハーブの知識も増えて、毎日の生活の様々な場面で活用できるアイテムばかりです。
手作りスプレーなどは安心して惜しみなく使えますよね。
私は虫よけキャンドルにも挑戦しました!
作ってみると意外と簡単で、いい香りと炎のゆらぎに癒されること間違いなしです。