ジャーマンカモミール<精油>
ジャーマンカモミール Matricaria recutita
「大地のりんご」といわれるりんごと菊を合わせたような香り
古代エジプトの時代から広く利用されている植物で、和名を「カミツレ」といい、花は「りんごのような甘い香り」がします。
花から抽出した精油は抗炎症作用のあるアズレンを豊富に含み、深い藍色(カマズレンブルー)をしています。
和らげ鎮める働きが特徴的な精油で、女性特有のあらゆる症状に適応します。
お年寄りには不眠や体の痛みに心地よく使用することができます。
ジャーマンは特に、皮膚炎や局部使用で使うのが適しています。
アレルギーや湿疹、かゆみ、ドライスキンなどの敏感な皮膚症状を緩和します。
<作 用>
健胃、降圧、抗アレルギー、抗炎症、鎮痙、鎮静、鎮痛、癒傷
<適 用>
こころに ・不安やイライラ、緊張、神経過敏などを和らげリラックスさせる
・不眠症にも効果的
からだに ・マッサージや蒸気吸入で、神経性の胃腸の痛みを緩和する
・筋肉痛やストレスに伴う偏頭痛を和らげる
・打ち身や捻挫には冷湿布が有効
美容に ・皮膚細胞を蘇らせ、肌のキメを整える
・ブリーチ後の髪にリンスとして用いると効果的
<香 り>
ミドルノート / フローラル系
<ブレンド相性>
柑橘系、ハーブ系、フローラル系、ウッディ系
強く支配的になりやすいので少量使用すること
<注意事項>
ブタクサアレルギー
低血圧の人は血圧を下げる作用があるので注意すること
※濃度が高いと香りが強いので、心への作用を期待する場合は、低濃度(1%以下)に薄めて使用すること
<学 名> Matricaria chamomilla
<英 名> Chamomile German
<別 名> カモマイル、カミツレ
<科 名> キク科
<原産国> ヨーロッパ
<抽出部位> 花部
<抽出方法> 水蒸気蒸留法
<主な成分> α-ビサボロール(〜30%)、β-ファルネセン(〜30%)、アズレン