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チャノキ

チャノキ Camellia sinensis

カテキンがたっぷり含まれ毎日飲める健康茶

チャノキは世界各地で茶の原料として使用される植物で、緑茶、烏龍茶、紅茶などみな同じ茶樹の葉が原料となっています。

日本へは平安時代に中国から持ちこまれました。

中国種(シネンシス種)とアッサム種があり、紅茶にはカテキンが多く酸化酵素の働きが活発なアッサム種が向いているとされます。

製造方法(発酵度)によって、味わいに違いが生まれます。

 

不発酵茶→緑茶(グリーンティー)

半発酵茶→烏龍茶(セイチャ、アオチャ)

発酵茶→紅茶(ブラックティー)

 

緑茶はカテキンやビタミンCを含み、高コレステロール作用、体脂肪低減作用があり、成人病予防におすすめです。ダイエットにも有効です。

疲れ目や日焼けあとのお手入れ、二日酔いなどに利用します。

一般的に「ジャスミンティー」と呼ばれるのは、緑茶にマツリカの香りをつけたもの。

カフェインが含まれてはいますが、鎮静効果のあるテアニンも含むため、烏龍茶や紅茶、コーヒーに比べて刺激が少ないのが特徴です。

 

緑茶の抽出の際はお湯の温度に注意します。

玉露は50℃、煎茶は70℃、そして番茶・ほうじ茶・烏龍茶・紅茶は100℃がよいとされています。

湯の温度が高過ぎると甘味が出ず、入れてから長く置くとタンニンが多く出て渋くなります。 

 

<効能・作用>

興奮作用:

中枢神経を刺激し感情を高めたり、細胞の活動を活発にする。

利尿作用:

尿の生成や排泄を促す。

収斂作用:

皮膚などの組織を引き締め、過剰に分泌した皮脂などを取り去る

止瀉作用:

下痢を抑制する

抗菌作用:

細菌の繁殖を抑える。風邪、インフルエンザ、口臭予防に。

 

<味と香り>

緑茶のさわやかな香りと苦味

<ブレンドアドバイス>

ベースハーブ:ブレンドの味や特徴を決めるベースとなるハーブです。

メディカルハーブ2:効能があり、禁忌がないまたは少なくブレンドしやすいハーブです。

<禁忌事項>

・カフェインが含まれるので、心臓疾患や精神疾患のある人は過剰摂取に注意する

・気管支拡張剤、中枢神経刺激剤とカフェインの併用には注意する

 

<学 名>  Camellia sinensis

<英 名>  Cha , Green tea

<別 名>  チャ

<和 名>  リョクチャ(緑茶)

<科 名>  ツバキ科

<分 類>  常緑低木

<原産地>  中国

<使用部位> 葉

<主要成分> カテキン、タンニン、ミネラル、ビタミンC/E/B2、カフェイン

 

<ご購入はこちら>

ジャスミン茶(茉莉花茶)

*ジャスミン茶(茉莉花茶)がブレンドされたハーブティー「Herb De Jasmine」

 

【参考文献:メディカルハーブ安全性ハンドブック第二版 他】

 

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