ハーブティーとは?効果・効能や選び方、紅茶や漢方との違いについて
ハーブティーって、なんとなくカラダに良さそうだけど、実際どんな効能があるの?
紅茶や漢方などとはどう違うの?
たくさん種類があって、どれをどう選んだらいいの?
と疑問に思っていませんか?
今回は、ハーブマイスターが厳選!これだけ知っていればバッチリ!
健康・美容・メンタルに万能!ハーブティーの効果、効能についてお伝えします。
また、ハーブティーの効果をアップさせる飲み方、自分にピッタリのハーブティーの選び方、
ハーブティーと紅茶や漢方、薬などとの違いを分かりやすく紹介します。
目次
ハーブティーとは
ハーブとは、「薬効成分を含んだ人々の暮らしに役立つ香りのある植物の総称」です。
ハーブの語源は、ラテン語で「草」を意味する【Herba】ヘルバにあり、西洋の香りの漢方薬とも言われています。
では、ハーブティーとは、ハーブの活用法の一つで、ハーバルティー、インフュージョン、ティザーヌとも呼ばれ、古代ギリシャ時代から親しまれてきた薬草茶のことを意味します。
また、ほとんどのハーブティーがノンカフェインです。(微量のカフェインを含むものもある)
薬効を効果的に取り入れるには、乾燥させたドライハーブを活用することがおすすめです。(水分がとんで、有効成分が凝縮されているからです)
長期間の保存もできます。
生のフレッシュハーブもハーブティーになりますが、お料理に活用したり、季節を楽しんだり、新鮮な香りを楽しむ活用法におすすめです。
お料理の香りつけや味付けを目的に使用するハーブを「スパイス」、自然療法として治療もしくは予防医療などを目的に活用する薬効の高いハーブを「メディカルハーブ」と呼んでいます。
欧米やアーユルベーダなどで、古くから活用されている植物だけではなく、日本ですでに自生、または、広く活用されている、ワサビやミョウガ、ヨモギやスギナなどの植物も和ハーブでありハーブティーとして活用することができます。
ハーブティーの効果・効能
ハーブによって様々な効果・効能を持っていますが、すべてのハーブティーが、共通して持っている作用は、アンチエイジング作用です。(抗酸化・抗加齢作用ともいわれます)
アンチエイジング作用とは、人間が年老いていく自然の流れを緩やかにしたり遅らせたりして、いつまでも美しく元気で健康に毎日が過ごせるように、カラダやココロを整える作用といえます。
種類によって得意な効果・効能が変わってくるので、目的にあわせたハーブを選ぶことが大切になります。
ハーブティーの効果・効能一覧
- お肌ツヤツヤ 美肌作用
- 風邪やアレルギーなどの体調を整える、免疫アップ作用
- ガンや生活習慣病の予防作用
- 生理痛、不順、PMS 緩和のホルモンバランス調整作用
- イライラ感や不眠などのストレスの緩和作用
- 太りにくい体質にする、代謝アップ作用
- 血液をキレイにする毒素排泄(デトックス)作用
- 身体を温めて、冷えを改善する保温作用
- カラダの疲れをとる疲労回復作用
- 不溶性食物繊維の働きによる、健胃、整腸作用
そして、香り成分は、鼻から脳の海馬へダイレクトに作用するので、最近では、脳細胞を活性させて、認知症やアルツハイマー・脳血管のさまざまな病気などにも、効果があることが実証されてきています。
万能薬のように、たくさんのうれしい作用があるのに、副作用がほとんどないことも安心ですね。
(妊娠中の方、授乳中の方、乳幼児や高齢者、特定の持病がある方、投薬をされている方は使用に気をつける必要のあるハーブティーもあります)
ハーブティーの効果・効能をアップさせるには
ここで重要なことは、ハーブティーは単品で飲むよりも、相性の良いハーブをブレンドして飲んだほうが、絶対的に効果が上がるということです。
必要な成分をたくさん含むハーブティーを選び、相乗効果で特に効果が上がる組み合わせを選ぶことが、効果・効能を実感するうえでは、とても大切なことになります。
そのうえで、美味しい!と思うハーブティーと、あなたの体質や、その時の体調、季節などにあわせて、ブレンド調整することで、ハーブティーは最大限の効果・効能をもたらします。
ハーブティーを飲んでいるけど、あまり効果を実感できていない…
と思われるあなたは、まだ体質や目的にピッタリのブレンドハーブティーに出会えていないだけなのかもしれないですね。
とはいえ、ハーブティーには、アンチエイジングに効果的な成分である、ポリフェノール類やミネラル・ビタミン類が、どのハーブにも天然の状態で豊富に含まれているので、
美味しい!と思うハーブティーを、楽しく飲み続けることが、いつまでも若く元気な心身の状態を保つことにつながるといえます。
ハーブティーと紅茶の違い
結論から言いますと、ハーブティーと紅茶は全く違うものです。
実は紅茶は、緑茶や烏龍茶と、同じお茶の木から作られています。
お茶の木に含まれている酵素を発酵させて作られるのですが、その発酵段階の違いで、緑茶や烏龍茶、紅茶とかたちを変えます。
ハーブティーは、植物を生のままや乾燥させただけでお茶としますので、原料も製造方法も、全く違うものです。
また、紅茶にはカフェインも含まれているので、この点もノンカフェインのハーブティーとは、違うといえるでしょう。
最近では、紅茶とハーブをブレンドしたフレーバーティーなども、ハーブティーの仲間のように、数多く販売されているお店もあるので、混同しやすいのが現状です。
ハーブティーと漢方の違い
ハーブティーと漢方は、呼び方が違っても同じ種類のものを指していることが多くあります。
例えば、漢方での甘草(カンゾウ)は、ハーブでのリコリス。
陳皮(チンピ)は、オレンジピールなどです。
漢方とハーブティーの大きな違いは2つあります。
まず、1つめは、使用されるものの種類。
漢方は、植物だけでなく、動物の骨や角、化石や鉱物、貝の殻など、自然界のさまざまなものが活用されています。
2つめは、国が定めた分類です。
漢方薬は医薬品分類であり、病院や薬局で手に入れられるものです。
普通のお薬と同じ扱いです。
ハーブティーは、食料品分類なので、ハーブティー専門店、スーパー、百貨店、ネット通販など、さまざまな形で手に入れられます。
そのため、民間療法の一つとして活用する場合も、自分で使うのも、販売するのも、自己責任となります。
漢方薬と同じ種類のものや、海外では医薬品とされているハーブティーも、普通に販売されています。
なので、飲み方や種類などは、専門家のいるお店で、アドバイスをもらって、納得してからの購入のほうが、安心かもしれないですね。
ハーブティーはどのくらい種類があるの?
現在、世界各国で活用されているハーブティーの数は、数千種あります。
さらに、研究者やプラントハンターにより、あらたな薬用植物や薬効が見つけられ、
活用できるハーブティーはどんどん増えています。
良質なハーブティーの選び方
1.ハーブティーの品質ランクを確認しましょう
最低限、食品登録のされているハーブティーを選びます。(食品表示がされているはずです)加工用ハーブや香りの製品を作るためのハーブは避けましょう。
できれば、有機栽培ものや、無農薬や化学肥料などを使わない自然栽培、または自生ハーブティーを選びましょう。
2.学名や使用部位を確認しましょう
呼び名が同じでも、違う種類のハーブティーや、使用部位が違うと、有効成分や利用法が違うので、学名と使用部位はしっかり確認しましょう。
3.賞味期限や製造年月日、収穫時期、ロットナンバーなどを確認しましょう
ハーブティーは、鮮度がとても大切です。
有効成分が、香りの成分や色味の成分にも含まれているので、古くなりこれらが飛んでしまうと効果が半減してしまいます。
表示以外にも、ハーブティーの香りを確かめ、色味や香りが鮮やかかどうか?なども判断材料となります。
4.1~3カ月以内に飲み切れる量で購入しましょう
ドライハーブティーの賞味期限は、1年~2年と言われています。
ただし、保存方法によって、その期間は大きく変わってきます。
効果効能を考え、鮮度を保つためにも、1カ月~3カ月ほどで飲み切れる分量を目安に、購入しましょう。
5.詳しい専門家のいるお店で購入しましょう
ハーブティーは、自然のもので安心な半面、飲むときに注意が必要なものがあったり、相性の良いハーブをブレンドしたほうが、効果が上がったりするので、専門家に相談しながら購入できるお店が、良質なハーブティーを購入する上では、安心と言えるでしょう。
あなたにピッタリのハーブティーの選び方
人間は、楽しいことや、嬉しいことをすることで、脳細胞をはじめ免疫細胞やカラダ全体の細胞が活性化され、さまざまなバランスが整えられることが、最近の研究でもはっきりしています。
効果・効能を重視で選ぶことも大事ですが、美味しい!と思うものを、飲み続けることで、ハーブティー本来の効果・効能が、最大限あらわれます。
あなたの五感をフル活用して、「なんかいいな!」「おいしいな!」「いい香りだな!」と感じるハーブを選ぶことが、その時のあなたの身体や心に必要なハーブだとも言えます。
まずは、情報に惑わされず、自分の素直な感覚を第一に選ぶことが、あなたにピッタリのハーブ選びには大切です。
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まとめ
いかがでしたか?
ハーブティーには、漢方のような、カラダやココロにうれしい効果・効能がたくさんですね。
選び方に気を付けて、品質のよい、美味しい!と思う自分にピッタリ合うハーブを見つけることが、ハーブティーの効果・効能を実感するためには大切ですね!
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