メリッサ(レモンバーム)<精油>
メリッサ(レモンバーム) Melissa officinalis
デリケートな精神状態をいやす濃厚なレモンに似た香り
古くは養蜂植物として重要とされたメリッサは、ギリシャ語で「蜂蜜」です。
小さなシソ科の植物ですが、レモンのような香りがあります。
栽培は比較的容易でよく育ちますが、精油含有率が極端に低く、希少で高価な精油です。
安価なメリッサ精油は似た香りのレモングラス、シトロネーラなどが使用されている場合もあるので注意が必要です。
躁鬱状態、デリケートな神経の時にバランスをとり、ショック時の不眠や緊張に効果的です。穏やかなトリートメントや入浴がおすすめ。
1%までに希釈して使用することにより、優れた抗アレルギー効果を示します。
花粉症には吸入のブレンドに、じんましんや皮膚炎には1〜2滴を冷湿布か軟膏に入れて使用します。
<作 用>
血圧降下、抗うつ、抗ウイルス、抗炎症、抗真菌、抗ヒスタミン、子宮強壮、消化促進、神経強壮、鎮静、鎮痛、鎮痙
<適 用>
こころに リラックス効果で、悩みやパニック状態にある人を落ち着かせる
からだに 感情の乱れを原因とした生理不順、生理痛、不眠、消化器系の不調に
<香 り>
ミドルノート / 柑橘系
<ブレンド相性>
柑橘系、ハーブ系、フローラル系、ウッディ系、樹脂系、スパイス系
ほとんどすべての精油と好相性。
香りが強く希少で高価な精油で、皮膚刺激があり、少量で作用を発揮するため、少量をブレンドすれば十分です。
<注意事項>
皮膚刺激
※肌を刺激する事があるので、必ず低濃度(1%以下)に薄めて使用します
<学 名> Melissa officinalis
<英 名> Melissa
<別 名> ビーバーム、バームミント
<科 名> シソ科
<原産国> 南ヨーロッパ
<抽出部位> 花・葉部
<抽出方法> 水蒸気蒸留法
<主な成分> ゲラニアール(〜25%)、ネラール、シトロネラール、β-カリオフィレン、ゲルマクレンD、カリオフィレンオキシド、リナロール、ゲラニオール、オシメン、酢酸ネリル、酢酸ゲラニル、シトロネロール