ホーリーバジルの効能と使い方とは?お茶のつくり方と食べ方レシピもご紹介!
ホーリーバジルってどんなハーブ?
カラダに良いって聞いたけど、どんな効能や使い方があるの?
空気を浄化するって本当?
今回は【不老長寿の霊薬】といわれるホーリーバジルのすごい効能と使い方をわかりやすくお伝えします!
一般的に使われているスイートバジルとホーリーバジルは違うものだということも知ってましたか?
普通のハーブティーとは違うホーリーバジルの効能を引き出すお茶のつくり方と美味しい食べ方レシピもご紹介します!
目次
ホーリーバジルとは
古くから比類なきもの(トゥルーシー)と呼ばれ万能薬として知られるメディカルハーブです。
古くはインドのアーユルベーダ治療でも使われ、豊富な有効成分で、様々なカラダの不調や根本的な体質の改善へと導いてくれます。
インドやヒンドゥー教では家族の繁栄と幸福の象徴とされています。
家の入口に植えることにより、空気を浄化し(大量の天然オゾンを発生するため)新鮮な酸素を供給し蚊やブヨなどを遠ざけます。
血液の浄化も促す、不老長寿の霊薬として大切にされてきました。
ホーリーバジルの特に高い効能7つ
1. 免疫力低下が原因の症状
【咳、腰痛、気管支炎、肺炎、インフルエンザ、コレラ】
2. ストレスが原因の症状
【不眠、精神不安】
3. 排毒作用
【体内に蓄積した水銀の有毒作用を中和する】
4. 血液浄化作用
【特に心臓病をかかえた高血圧、コレステロール値を下げる、水疱、膿疱、発疹】
5. ダイエット作用
【脂肪の減少、血行促進、代謝アップ】
6. 腸内環境・消化器系を整える作用
【嘔吐、腹痛、下痢、便秘】
7. 女性特有のトラブル
【生理痛、PMS、生理不順、更年期障害】
以上のように、ホーリーバジルは、無限ともいえる薬効を秘めています。
それ以外にも、熱、胃通、歯痛、頭痛、咽頭炎、鼻炎、眼病、赤痢、心臓病、回虫、リウマチ、毛根膿疱、切り傷、怪我、皮膚病、過敏症、日射病、筋肉痛、失神、中毒…などなど多岐にわたっています。
また、西洋医学でも、ホーリーバジルを去痰剤、マラリアや他の多くの病気の治療薬と考えています。
温性であるため、咳、腰痛、気管支炎、肺炎、インフルエンザ、コレラのような寒さが引き起こす病気に特に有効ともしています。
種子は、利尿剤として排尿を容易にするために使います。
ヒマラヤ山脈の麓ネパールでは、カゼのときに鎮咳薬、解熱薬として、また抗不安薬として子供から大人まで服用しています。
飲みやすいお味のお茶で健康管理の強い味方です。
また、ホーリーバジルは「アダプトゲン」の一つとしても認定されています。アダプトゲンとは、肉体的、精神的ストレスへの抵抗力を高める働きのことです。
身体ホルモンや免疫システムのバランスを保ち、ホメオスタシス(恒常性)を良い状態で維持してくれるという報告がされています。
こんな方におすすめ
- 咳・喉の痛みインフルエンザなどを改善・予防したい
- 免疫力を高めたい
- ダイエットして元気でいたい
- リラックスしてぐっすり休みたい
- 血液をきれいに解毒したい
- アレルギーなどの体質改善をしたい
ホーリーバジルの詳細
<味と香り>
食事中のお茶としてもおすすめな味、飲んだ後サッパリする。
スイートバジルよりも香りが強く、香りの成分である「リナロール」にはリラックス効果がある。
<ブレンド相性>
ミントなどの他のシソ科植物など
<禁忌事項>
妊娠中の方は多量摂取をお控えください。
<学 名> Ocimum tenuiflorum L.
<英 名> Holy basil Tulsi
<和 名> 神目箒(カミメボウキ)
<別 名> トゥルシー
<科 名> シソ科
<原産地> インド
<使用部位> 葉部
<主要成分>
エーテル…抗菌作用
ウルソール酸、ロズマリン酸、オイゲノール(精油)…抗酸化作用
リナロール(精油)…リラックス作用
ホーリーバジルの使い方
ハーブティーとして
万能薬としてホット・アイスティーどちらでも美味しく飲めます。
サシェとして
空気清浄ハーブとして大量の天然オゾンを発生し、空気を浄化します。
化粧水として
蒸留して、芳香蒸留水を作ったり、ハーブティーを作る要領で抽出液を作り、化粧水変わりとして肌を清潔に保ちみずみずしい潤いを与えてくれます。
敏感肌にも安心といわれています。
入浴剤として
芳香はリラクゼーション効果に優れているため、精神の健康に役立ちます。
虫よけとして
苗を庭先に植えると、蚊やブヨ等の虫を寄せ付けないので、ウイルスの介在を防ぎます。
アルコールに漬けてチンキ剤をつくり虫よけスプレーとして。
薬味としてお料理に
ガパオライスといわれるタイ料理にも使われさわやかな香りが食欲をそそります。
現地ではとても庶民的な食べ物です。
ホーリーバジルのお茶のつくり方
“基本編”
一人分もしくはすぐに飲みたいときに簡単な飲み方です。
- ティーバック1包に対して500mlのお湯を注ぎます。
- 蓋をして3分蒸らします。
- 少なくなってきたら2~4回、お湯を足して合計2リットルほど飲めます。
*一煎目とだんだん色も味も変わってくるのをお楽しみください。
“作り置き編”
常備茶として作り置きするときなどに便利な淹れ方です。
- 約2リットルのお湯を沸かします。
- ティーバック1包を入れ数十秒~1分、弱火でコトコトします。
- 5分程蒸らして出来上がりです。
(ティーバックはあげてください)
“水出し編”
アイスティーとして。
抽出がゆっくりなので、まろやかで、ほのかに甘味があるお味が好きな方におすすめの淹れ方です。
- 1~2リットルのミネラルウォーターに対して1包入れます。
- 常温または冷蔵庫で4~7時間おいて出来上がりです。
*できれば、8~12時間以内に飲み切ってください。
ホーリーバジルの食べ方とレシピ
ホーリーバジルを使ったお料理で、日本でも人気のタイ料理に【ガパオライス】があります。
日本で作られているガパオライスはホーリーバジルが手に入りにくいためスイートバジルを使用することが多いですが、本場タイのガパオライスは「ガパオ」=ホーリーバジルを使用します。
ホーリーバジルで本場のガパオライスを作ってみてはいかがでしょうか。
さわやかな香りとすっきり感がアクセントでとても美味しいです。
作ってみて美味しかった、ホーリーバジルを使ったガパオのレシピを紹介します。
材料 (2人分)
ホーリーバジル 20g
合いびき肉 200g
にんにく 1片
鷹の爪 4個
ナンプラー 大さじ1と1/2
オイスターソース 小さじ2
ご飯 2膳
ホーリーバジルの副作用と注意点
現時点では、有害な副作用、禁忌は全く報告されていません。
それが、ホーリーバジルの特徴でもあります。
ただ、農薬や重金属などが含まれる環境で栽培されたハーブは、逆に有害になるおそれがあるので、無農薬、無化学薬品、無除草剤のハーブやオーガニックのものを摂取することが大切です。
また、持病や特定の疾患などをお持ちの方で使用が心配な方はかかりつけのお医者さまに確認されることをおすすめします。
ホーリバジルを購入するときの注意点
ハーブは無農薬、無化学薬品、無除草剤での栽培もの、オーガニックのものまたは、環境が整った自生のものを摂取することが大切です。
悪環境で生育したものや、農薬栽培のものは重金属や化学物質が含まれている可能性もあり、ダイレクトに身体に入ってしまう心配もあるからです。
安心して摂取できる国産ホーリーバジルはその生産量からいっても、まだあまり出回っていないのが現状で、販売しているところも少ないようですので信頼できるハーブ専門店での購入がおすすめです。
「熊本大学薬学部」が臨床データ協力し、宮崎県日向市の「薬草の里」にて栽培製造された「安心・安全・品質・エビデンス」を重視したとても良質な日本産(宮崎県)HMCホーリーバジルティーがおすすめです。
毎日の水分補給のお茶として、家族みんなで飲める美味しく安心なお茶です。
ヒマラヤ山脈の麓ネパールからの原種に近い貴重なホーリーバジルだということで、他の種類のホーリーバジルとは味も香りも効能も他種のホーリーバジルにはないパワフルな力を感じます。
まとめ
ホーリーバジルにはたくさんの高い効果・効能があってとても驚きました。
お茶を作って飲んだり、その出し殻をお風呂に入れたり、化粧水を作ってみたり、美味しく料理で食べたり!
私も、今では毎日やかんで沢山作って水分補給のお茶として飲んでいます。
日常生活に気軽に取り入れただけで、アレルギー性の咳喘息のような症状が出なくなったり、冷え性が改善されたりなどなど、家族みんながなんだか調子よいです。
ぜひ皆さんも、インド、アーユルベーダ秘伝のハーブをぜひ試してみてくださいね!